萩野禄助の事件記録

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「ややや、やっちゃんっ!びっくりさせないでよ〜っ!!」 「びっくりしたのはお互い様っ!もうっ、全然カノちゃん帰って来ないから探しに来たら……って、あれ…萩野君じゃん!久しぶり!」 「どーも」 ヤス子は2人を交互に見ると「はは〜ん…なぁるほど〜〜〜?」とにやりとした。 「なっ、なに、やっちゃん?」 「ノノちゃんがなかなか帰って来なかったのって2人で“イチャついてた”からだったのね!」 「違うよっ!」佐藤の頭からボッと湯気が噴き上がった。 禄助の方は静かに迷惑そうな顔をしていた。 「あ〜良いわよねぇ、相手が居る人達はくそ寒い冬場もずっとポカポカで」ヤス子は全く2人の話しを聞いてない。 「やっちゃん誤解だってば!」 「はいはい、照れない。…ま、何でも良いけど真面目な話し2人でこんなとこに隠れてマジ何してんの?」 「あぁ…いや、ちょっと…噂を…」 「噂ぁ?」ヤス子が首を傾げた。
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