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何だか分からない感情に自分のことなのにおれは驚いていた。
「どうかした?」
「LINE教えてください!」
考えるより先に言っていた。
「どうして?」
「…。あなたを知りたいから?」
そう。この人のことをもっとおれは知りたいんだ。
「やめておいた方がいいと思うよ。」
「どうしてですか?」
「僕が、カタギじゃないから?」
「じゃあ、どんな世界の人なんです?」
「ヤクザの息子だからだよ。」
はい?そっちの世界の人だからおれとは仲良くなれないと?
おれの頭の中は真っ白になってしまっていた。
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