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※
「……わかった」
フーフーと鼻息荒く近づいてくるアイザックを見て、リアンはギョッとした。
「なんてね。冗談だよ、冗談。あはは」
「犬に冗談は通じねえ」
「え、嘘……ちょっ、離せって」
アイザックはリアンの足首を掴んだ。
「駄目だってば! 汚いから離せよ!」
「言っただろ。リアンに汚いところなんてないって」
無理やり足の指をくわえ、一本一本、じっくりとしゃぶる。
指のあいだにまで舌を入れられ、くすぐったいような、とろけるような感覚にリアンは驚く。
(はあ……なに、これ……)
「気持ち良さそう。リアンはどこも感じやすいんだな」
「……っ、淫乱みたいに言うな!」
「淫乱、最高」
「バカ!」
二人は着ているものをすべて脱ぎ捨てると、ベッドに横になり、貪るような口づけを交わした。
舌を絡ませ、だ液を味わいながら、硬くなっていく下半身を押しつけあう。
「おまえ、でかすぎ……」
リアンが驚いて目を見張る。
「こんなの何度も見てるだろ」
「こんな状態のモノは見たことない」
それもそうだなとアイザックが笑う。
「リアンだって……ほら、ガチガチ。先っぽだってこんなに濡れてる」
親指で円を描くように先端を刺激する。
「あ、やだ……」
「リアン、俺のも触って」
耳を甘噛みされ、切なそうに囁かれて、リアンはおずおずとアイザックの股間に手を伸ばした。
「うわ、太くて硬い……わっ、また大きくなった」
「……これはリアンのせいだから」
「気持ちいい?」
「うん……」
(こんな表情するんだ……可愛い)
アイザックの恍惚とした表情にときめいていると、視線に気づいたアイザックが、「見るなよ」と恥ずかしそうに目をそらした。
「ふふ、可愛い」
「それはおまえだろ」
アイザックはリアンのペニスを激しく扱いた。
「ああ……ん……だめ。そんなに激しくしたら、イっちゃいそう……」
「くっ」
(もう我慢できない)
「リアン、四つん這いになってくれる?」
「え……こう?」
リアンは言われるまま素直に四つん這いになり、アイザックの方を振り向く。
(すべすべした白い尻が俺の目の前に……やばい。このままぶち込みたい)
アイザックの息づかいがさらに荒くなる。
「リアン、挿れないから太ももに力を入れてて」
「え?」
アイザックは自分の硬く猛ったモノを、リアンの引き締まった太ももの間に押し込んだ。
「あっ……!」
「動くよ」
アイザックがゆるゆると腰を動かす。
「……あ、なんか、擦れて……」
「気持ちいいね」
「うん……気持ち、いい」
「ああ、リアン」
アイザックの腰の動きが激しくなる。
「ああっ……あっ、だめえ……」
互いの陰茎が擦れ合い、快感がほとばしる。
リアンの喘ぎ声が室内に響き、二人の汗が滴り落ちた。
「ああっ、もうイきそうだ!」
アイザックが悲鳴を上げる。
「俺も、イきそう」
「リアン……リアン……」
「アイザック、あ、あっ……あああ――っ!」
突き上げてくる快感に身をまかせ、二人は同時に達した。
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