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運命の日?
「――くっくっく……ようやく、この日が来たようね」
柔らかな陽光照らす、ある朝のこと。
起き上がるやいなや、瞼を擦りつつそんな台詞を口にする。……そう、今日はすっごく大事な日。今日のために、ここ二週間ほど血の滲むようなトレーニングに耐え忍び……うん、ごめんなさいだいぶ盛りました。
……ただ、それなりに――少なくとも、私にしては厳しいトレーニングに励んだのは事実。そして、そんな私らしからぬ苦行を遂行した理由は――
「――くっくっく……ようやく、この時が……あの伝説のブツを、我が手中へと収めるこの時が――」
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