夜分遅くに申し訳御座いません。

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この「いつの間にか追い越した背中」という曲は…ボクが高校を卒業して初めて自分で作った未完成の歌です。ズル賢くて嘘つきで大嫌いなあの血の繋がらない戸籍上の父親の事を思って書いた…思い出深い曲です。 【いつの間にか追い越した背中】【歌詞】 いつの間にか追い越した背中…生きる為にズル賢くていつも必死な貴方を覚えている。 時がたつのは早いもので…時と共に忘れていた。だけど今あなたを思い出した。 何が駄目だとか何が正しいだとかそんな事はどうでもいい。綺麗事だけじゃこの世界は生きてはいけない 生きるために汗まみれになって…生きるために泥まみれになって…生きるために嘘つきな背中そんなあなたが嫌いだった…親が悪い窓辺にそっと囁いてみた いつの間にか追い越せた背中…生きる為にズル賢くていつも必死なあなたを覚えていた。 何が正義で?何をしなきゃいけないだとか?そんな事はどうでも良い。綺麗事だけじゃこの世界は生きてはいけない 生きる為にズル賢くなって…生きる為に嘘つきになって…生きる為に必死な背中そんなあなたが大嫌いだ窓辺にそっと囁いてみた…。 この歌詞にある通り…ボクは嘘つきでズル賢さしか取り柄のない…どうしようも無い男に育てられました。…あの嫌いな背中から教わった事は…たった1つ。生きる為には…綺麗事だけでは生きてはいけない。という残酷な真実だけです。 生きる為に嘘を付いて…生きる為にズル賢くなって生きる為だけに必死だった背中。そんな蹴りたくなる様な背中を見て…育って来たからなのか…少年の頃の様に…真っ直ぐに生きれない自分が居て…毎日とても歯がゆい想いをしております。 変わりたい…嘘をつきたくない。自分に正直でいたい…甥っ子や姪っ子に誇れる様な叔父さんになりたい。あんな男と同じクソ人間にはなりたくない。そんな気持ちばかりが溢れ出して来て…空回りしてどん詰まりのまんま日々を過ごしております。 それでも明日に向かって生きて行けるのは…夢から逃げ続けた20代の自分には負けたくないからです。叶わない夢だと逃げて諦めるのはもう辞めだ。此処からでも遅くはない…負けたくない…夢から逃げたあの日の自分にだけは負けたくない。その想いが…あるから生きていけるのです。
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