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「うわあ」
「すごーい!」
ピカピカピカリ。
キラキラキラリ。
そんな音が聞こえてきそうなほど、あちらの家もこちらの家も、かがやいていました。
ミャーちゃんがうれしそうにピョンくんの手をとります。
「本当にピッカピカ、うれしいね、ピョンくん!」
「うん……!」
「それじゃ、最後のしあげじゃな」
「え?」
おじいさんはそう言うと、ミャーちゃんの持ってきたスケッチブックを水にぬれた絵筆でさらさらとなぞっていきました。
「あ、見て! ピョンくん!」
「あ!」
するとピョンくんのらくがきと、ミャーちゃんのかいたピョンくんの絵がスケッチブックから飛び出して空へと舞い上がりました。
「うわあ!」
すると、そこには、『ピョンすけくん、ありがとう』という文字のとなりにピョンくんの絵が。
おじいさんを見るとピョンくんは言いました。
「だから、ピョンすけじゃないって……」
涙ながらにそう言うピョンくんに、町の人たちは拍手を贈ります。
ピョンくんは、今日の思い出をずっとずっと忘れないことでしょう。
優しいネコとクマとキツネと動物たちのお話を。
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