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スケッチブックをかかえるのがどんどんつらくなってきたピョンくん。
でもこのままミャーちゃんのところにもどっても、ミャーちゃんはきっと泣くだけです。
(いったいどうしたらいいんだろう)
そんなとき、ピョンくんの前にクマのおじいさんがあらわれました。
「やあ、うさぎの子。困ってるみたいじゃな」
「あ、クマのおじいさん。うん、そうなんだ。ぼくがいたずらしちゃって、ミャーちゃんの大切な絵にらくがきしちゃったんだ。そしたらミャーちゃん泣いちゃって……」
クマのおじいさんはうんうんとうなずきました。
「その絵をもとにもどす方法があるぞ」
「ほんとう? おじいさん」
「うむ。ちょっとこちらへ来なさい」
ピョンくんはドキドキしながらクマのおじいさんについていきました。
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