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『悠は弟みたいなもんだよ。大切な弟』 そう言って笑う颯太の顔が僕は直視出来なかった。好きの意味が違うと自覚したのはその頃だった。彼のこの言葉が呪いの様にずっと突き刺さって頭から離れない。無駄に引き摺り、一人で勝手に落ち込んで、僕はそのまま歳を重ねていった。気が付けば、僕の片思いはすっかり年季が入っていた。僕は高校三年生、颯太は大学ニ年生を迎えようとしていた。
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