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赤いリボンの木の前まで来て、木の回りに大きく塩のサークルを作り、囲んだ。 顔を上げた瞬間。 瑠璃がいた。目の前に立って血走った目でこちらを見ている。 「掘ろう。急ごう」 「あぁ。僕にスコップを!」 掘っている間、瑠璃は何もしてこなかった。これを望んでいるのかもしれない。 カツンと何かに当たる。 掘り進めると、そこには腐りかけの瑠璃がいた。
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