序章

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そう叫んだ時だった。 僅かにカタン、と音が鳴った。 どこから鳴った?何か落ちたか? 振り返った。 そのまま廊下を歩き、居間に入る。 さっきの絵が落ちたのか?でも、落ちたのだとしたらもっと音が立つよな…… 居間に異常はない…… 「ん?」 先程開いていなかった窓が少し開いている。 風で開いたのか?自分で無意識に開けたのかも。 僕はそっと窓を閉めて玄関に向かおうと廊下に出た。 その瞬間。 目の前に黒髪の女性が立っていた。
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