あっけなく

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あっけなく

「ああァ……!」  しかし一分後、あっさり勝負はついてしまった。もちろん、いかに大幹部が腕自慢の強者(ツワモノ)でも桃田ピーチの超絶テクニックには歯が立たない。  大幹部が(いど)んだものの、一分も経たずにしまった。  売れっ子ソープ嬢・桃田ピーチの天使の腰使いには、いかに悪の秘密結社の大幹部ダークネス・ギルディアといえどもまったく太刀打ち出来ない。  しかしさすがは売れっ子ソープ嬢だ。あざとく大幹部に()びを売った。 「フフゥン、ダーリン、最高だったわ。こんなスゴいの初めてよ」  プライドを傷つけないように大幹部を優しく(いたわ)った。 「そ、そうか」  大幹部も少しは救われた思いがした。たいていの男は単純だ。 「もうダーリンなしには生きていけないわ。お願い。また来てねェ」  ピーチは大幹部に甘えて唇を重ねた。 「ああァ、もちろんだ」  大幹部もピーチに励まされ満更でもないようだ。  こうして、またひとりピーチの沼にハマっていった。  めでたしめでたし(どこがだ(笑))
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