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なんだろうねぇ、僕は生まれ付き脳の病気を患ってたのです。現代の医学では治療不可能な難病です。
敢えて病名は伏せますが、この病気の厄介なところは「強烈な執着心」を常人以上に抱いてしまう傾向にあるのです。
僕は、病気のせいでイジメにあっていました。
それ以降、僕は「強さ」「力」に強烈な執着心を抱くようになってしまって、今でも執着心に支配されてます。
今思い返すと異常な行動、思想を抱いてましたかねぇ。
僕は力を求めて現代武道である剣道、柔道、空手に手を出したのですが、何をトチ狂ったのか、この時の僕は変な事を言ってましたね。
「これは武道ではない、ただのスポーツだ。僕が欲しいのはルールが存在しない実戦で戦う本物の武道だ!」
うん、現代武道をやってる人達には、ごめんなさいとしか言えない。
で、じゃあ本物の武道って何? て、なったワケです。
んで、19歳の頃、僕はたった一人で日本一周の旅に出てしまったんですよね。
いやー、あの頃は行動力と体力が有り余ってた。
現代の日本は良いですよぉ〜。ちょっと足を運んだだけで異国の武道が学び放題でしたから。
僕が触れたのはタイの古式ムエタイ、インドのカラリパヤット、インドネシアのシラット、古流空手の源流である本部流、中国武術の八極拳、劈掛掌、そして、日本の合気道です。
あらゆる武術を総合して僕が出した結論は、中国武術と合気道を学ぶ事でしたが、後に中国武術は捨てざるおえない決断をしました。
なんで中国武術捨てたん? と言う疑問は、いつか話すとして、今は合気道に注目します。
合気道こそ、僕が求めていた武道だと確信したのですが、合気道の先生から、こんな事を言われました。
「合気道とは、本来は古流剣術を素手に置き換えた武術であり、合気道を理解するには古流剣術を学ぶしかない。合気道の開祖は三十流派もやってたのだ。君に、剣を学ぶ覚悟はあるか?」
て、聞かれた時の僕の回答は。
「あ、そうなんですね。じゃあやりまーす」
ほぼ即答でした。つまり、僕は合気道を理解する為にタイ捨流と二天一流を学ぶ事になったのです。
と言っても、10年も剣を振り続けたけど、知識ばかり増えて技自体は未だに上手くならないのが現状です。
このエッセイでは、そんな知識太りしてしまった僕の……まぁ脳内ダイエットも兼ねて書こうと思います。
更新は不定期です。気が向いたら書く感じでーす。
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