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初日から・・・
私はもともと内気な性格でした。
その内気っぷりは、通っていた学童で話せる子が一人もおらず、暇すぎて夏休みの宿題(工作と作文を除いて)を三日で終わらせた程でした。
(早く終わらせようとか思ってなかった。マイペースにやっていたつもり。本当に。)
でも、友達がいないことは気にしていなかったので、毎日本を読んで気ままに過ごしていました。
数少ない同級生の、女子四人に話しかけられたのは小学二年生の時。
(他の学年は男女で十人以上いたが、私の学年は男女で十人に満たなかった)
一人は同じ保育園だった子で、あとの三人は名前をなんとなく知っている程度でした。A、B、C、Dとしておきます。
A 同じ保育園。のちに学級代表になる子。
B 結構ズバズバ言う子。気が強い。
C Bと「ケンカするほど」の仲。
D Cと同じ保育園。多分一番気が合った。
「一緒に遊ばない?」
特に断る理由もないのでOKすると、Bがとてもはしゃいで私の両手を取ってくるくる回り始めました。そんなことをするのは久々だったので、なんとなく嬉しくてしばらくくるくる。
すると、蚊帳の外の三人がだんだんつまらなそうな顔になり・・・
スタスタ行ってしまいました。
まさかの友達歴一分未満で仲違い・・・
B「なんか、ごめんね」
うん、ええと、なんというか・・・。こういうのですぐトラブルになっちゃうんだ・・・。
私はそこで初めて、グループというものの大変さを知りました。
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