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友達
少女「こころん!」
心優「うおっ!!?」
少女が心優に飛び乗った
心優「もぉ びっくりしたー」
少女「ふへへ」
この子の名前は、黒原 花音(くろはら かのん)
私が唯一心を許して喋れる友達だ。
花音「うちな!今日朝ご飯にピザ二枚食ってん!」
心優「マジかっ!太るぞ!」
花音は低身長でとっても可愛らしい見た目をしているけど
大食いで少し関西弁を話す。
みんなはギャップがあってかわいいと言っているが、
そんな彼女の秘密を私は知っている。
どかっ クラスメイトが花音にぶつかる
クラスメイト「あっごめん」
花音「いいよいいよ うちもゴメン!」
花音が満面の笑みで言う
クラスメイト「うっうん///。」
クラスメイトが去っていく
花音(ぶつかってんじゃねぇよ きっしょい顔しやがって)
…性格と口が悪いということを。よくこんな満面の笑みができるな
花音「あっ山田さんおはよう!」
葵「…おはよう」
花音「あれ?今日機嫌いいん?」
葵がコクリと頷く
心優「えっ?わかるの?」(私には全然わからないのに…。)
花音「わかるやろ、だいたいで」
(逆になんでわからんねん。こころんってもしかしてあほなんかな)
だれがあほじゃ!!こちとらそっちの考えてることなんざお見通しだぞ!
心優「普通はわからないから!!」
花音「ふ~ん」
花音は頭が良い。洞察力が優れているのかはわからないけれど
人のちょっとした行動や表情で今の感情がわかるらしい
花音「山田さんじゃぁね」
葵くんが手を振る
モヤッ
なにっ?!モヤってなに?!意味わかんない!
花音「にやぁ」
花音「そっか~心優には山田さんの気持ちがわからないのかぁ」
心優「なっ!!そんなことないし!」
花音「うっそだ〜」
なんでこんなむきになっちゃってんだろ?
花音はお見通しな目してるし!!
もぉなんなんだよー!!
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