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桜並木で耳を澄ますと
桜の時期になると、樹々の変化が少しずつ、わかる様になってきた。
もうここへ越して来て、6年目の春を迎える、、、
毎年、微妙な桜色の濃淡も違い、笑顔の様な咲きかたも違って見える。
時より、鶯(うぐいす)が鳴くが、まだ練習中なのかもしれないな、、、と思う鳴き声を
披露している新人がいる。
『練習! 練習!』 と言われているような、親なのか、ボイストレーナー鶯なのか、
美しい鳴き声が響き渡る、そんな日もある、、、
桜の花にばかりフォーカスしてしまうが、木の幹に、昨年まで無かった蔓(ツル)が巻き付いているのを見つけると、
精霊たちが、ジャックと豆の木のように登っていくような、蔓の葉に何かを乗せて上がっていくような、
目立たなくても何かの為に、その蔓を巻きつけて共存しているのかと、木花咲耶姫に聞いてみたくなる。
桜の花は、開花するときに、下を向いて咲いているが、時間とともに顔をあげ、
お辞儀をしているかのように見せてくれる。
桜の花が、『私たちの、このエネルギーを、神聖な始まりと成長のエネルギーを‥‥
‥‥たくさん持って帰ってください』 と言っている、、、
お花見は、平安時代の貴族が歌を詠んだり、蹴鞠をした行事だったが、
段々と、豊作を願って桜の下で宴会をする様になり、そこから、皆が寺社の境内に咲く花の鑑賞をする行事になった。
お花見に、お酒は欠かせないものだが、特に日本酒は、言葉のエネルギーを吸収しやすいもので、
楽しい、嬉しい、幸せな言葉をはなって、味わい頂くのが良いと、、、
夢を語り、自身の願い事を桜の下で宣言することで、桜のエネルギーと、自身の前向きなエネルギーと、
神聖な、お酒が吸収した言霊のエネルギーの相乗効果で予祝すると、願いは叶う、、、
桜吹雪にもプラスのエネルギーが宿っている。
新たな始まり、、、新しいことへの挑戦を促している。
長い時間を掛けて準備してきた、木花咲耶姫様や精霊たちが、頑張った甲斐があると、
喜んでくださること間違いないと信じて、今年の開花を今か、今かと待ち侘びる、今日この頃であります。
今年は、どんな予祝をされますか?
美しい桜に乾杯。
木花咲耶姫様に乾杯。
世界中の桜に乾杯。
いつもありがとうございます。
おわり🌸
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