Lesson1 ~新生活~

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「副担任か、若い先生かな……?」 話題を戻すように、舞ちゃんが、想像を膨らませながら呟いた。 「イケメンだったらテンションあがるよね!!」 「え〜いいね!最高〜!」 夕夏と和奏がノリノリで反応したから、私は笑いながら口を出す。 「イケメンだったら確かに嬉しいけど、でも先生だからなぁ。 私は運命の王子様と出逢いたい、ちゃんと恋愛対象の!」 どうせイケメンなら、先輩とかがいいな。 なんて夢を膨らませる。 「出た出た、あずはほんとに夢見がち」 私の妄想に馴れている和奏の呆れた声が聞こえてきた。 「今朝のイケメンがいるじゃん!」 「少女漫画好きなタイプ?」 それに続いて夕夏と舞ちゃんも笑って口を開く。 私は、妄想の世界から連れ戻されて少し不服だったので、頬を膨らませた。 「朝のは運命とかそういうのじゃないじゃん!少女漫画も好きだけどちゃんと現実見てますから!!」 声高らかに宣言すると、3人は可笑しそうに笑った。 高校生活初めての昼休みはにぎやかで、あっという間に時間が流れて行った。
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