5人が本棚に入れています
本棚に追加
✼••
「式長かったね~」
教室への帰り道、席が隣だった夕夏はもちろん、途中で見つけた舞ちゃんと、それから和奏と、4人並んで歩く。
「とか言って、春はなんも話聞いてなかったじゃん!」
「いやそれは、夕夏が教頭の頭見て笑うから!」
思いだして笑う私たちに、和奏も吹き出す。
「わかも思ったよ、絶対被ってたよね~」
「ぶはっ和奏ちゃん最高!春の親友なだけあるね~」
「ありがと夕夏ちゃん!和奏でいいよ~」
初対面なのに、打ち解けた様子で話す2人に嬉しくなった。
「私、夕夏ちゃんたちのすぐ後ろの席だったから話してるの聞こえちゃって、笑いそうだった」
「えーー!笑ってたら面白かったのに!」
「さすがに耐えたよ!!」
大人しそうに見えていた舞ちゃんも話してみれば、冗談も言う明るい子。
最初は緊張してただけだったみたいだ。
最初のコメントを投稿しよう!