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「帰らないでよ。」
「真守さんなら選びたい放題でしょ?」
「俺が優馬と居たいんだ。」
俺は優馬の頬にそっと触れた。
「俺とセフレになりたいの?」
「うん。」
「なってもいいけど、条件がある。」
「なに?」
俺は優馬に問いかけた。
「俺以外、抱かない。できる?」
試すような目で、優馬は俺を見つめた。
どうせ出来ないと思っているのだろう。
面白い。
「できる。」
「ほんとに?」
「ああ。その代わり、優馬も俺以外に抱かれるなよ。」
「破ったら?」
「その時は、終わりだ。」
愛だの恋だのはもうごめんだ。
そう思っていても、諦めきれない自分がいる。
その相手が優馬なのか、今はまだ分からないが...
「ふふっ、俺を退屈させないでね。」
優馬は俺の首に腕を回し、妖艶な笑みを浮かべた。
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