22人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「俺に抱かれる趣味はない//」
「やってみたら、案外、いいかもしれませんよ？」
「優馬は、その...」
俺はその先の言葉をあえて濁した。
「どっちもできます。」
「じゃあ、どうして最初に俺に抱かれたんだ？」
「真守さんは明らかに攻めだから、俺は受けになるべきだなと。」
俺は淡々と答える優馬の様子を見つめた。
「でも、真守さんの可愛い一面を見たら、抱きたくなりました。」
「俺は可愛くない//」
「ほら、今も照れて赤くなってる。」
「風呂上がりだからだって/」
「もう諦めて、俺に抱かれてください。優しくします。」
優馬の視線が優しすぎて、俺の全身から力が抜けた。
彼はそれを見逃さず、Tシャツを捲り、俺の胸の突起に吸い付いた。
「あっ/」
俺は思わず手で口を塞いだ。
こんな甘ったるい声を出している自分が気持ちわるい。
だが、そんな事を考える余裕がないくらい優馬は俺に触れた。
その手の温もりと、舌の感触を心地よく感じてしまう。
「真守さん、ここ触っていいですか？」
「え///」
そことは、まだ誰も触れたことのない場所だった。
「ローション借りますね。痛かったらすぐ言ってください。」
「ん//」
俺は恥ずかしさのあまり、枕に顔を埋めた。
「んぁっ...///」
「痛いですか？」
「ちがう…変な感じする//」
「ここに指初めて入れましたか？」
「うん。」
「それならもっとならさないと、俺のモノが入らないですね。」
すると、優馬は躊躇うことなくそこを舐め始めた。
「やめろ、汚い//」
「そんな事ないですよ。真守さんも俺の舐めてくれるでしょ。」
「そうだけど……あぁぁ///」
後ろを弄られて、喘ぎ声を漏らしている自分が恥ずかくて堪らない。
なのに、身体は快楽を求めて動いてしまう。
「そろそろいいですか？」
「聞くな///」
「真守さんを傷つけませんから。」
そう言うと、優馬は引き出しからコンドームを取り出し、自分のモノに装着した。
そして、ゆっくりと俺の中に入ってきた。
「いたっ、」
「ゆっくり息をはいて。あと半分我慢できますか？」
「ん、大丈夫。」
ここまで来たら、あとには引けない。
俺はお尻に感じる違和感に耐えながら、優馬のモノを受け入れた。
奥に当たっている感触が生々しく、自ら動くことが出来ない。
すると、優馬がゆっくりと腰を動かし始めた。
「んぁっ/////はぁ……あぁっ///」
「きもちいいです、真守さんのなか。」
「あぁっ……///」
「ん、やばっ、いきそっ」
優馬が俺の中で絶頂を迎えた。
俺は身体をビクつかせながら、自ら、優馬の上に跨った。
「あぁぁっ//きもちいぃ……//」
「真守さん、受けの才能もありますね。」
優馬が何か話している。
だが、俺にそれを聞いている余裕はなかった。
最初のコメントを投稿しよう！