04 イズーの告白

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「ヒヨリさん、大好きです」 「ちょっ……いきなりは、駄目だから! 本当に、駄目だからね! もう!」 「……すみません」  いきなりのキスに、びっくりしたヒヨリだった。が。  姿勢を正し、ヒヨリは真っ直ぐにイズーを見つめた。 「イズー」 「はい」 「とりあえず、これからよろしくお願いします」 「もちろんです」  イズーは笑って。大仰(おおぎょう)に頷いた。  ヒヨリも、くすりと笑ってお辞儀した。  そうして初デートは数日後に迎えることを約束されたのである。
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