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「ヒヨリさん、大好きです」
「ちょっ……いきなりは、駄目だから! 本当に、駄目だからね! もう!」
「……すみません」
いきなりのキスに、びっくりしたヒヨリだった。が。
姿勢を正し、ヒヨリは真っ直ぐにイズーを見つめた。
「イズー」
「はい」
「とりあえず、これからよろしくお願いします」
「もちろんです」
イズーは笑って。大仰に頷いた。
ヒヨリも、くすりと笑ってお辞儀した。
そうして初デートは数日後に迎えることを約束されたのである。
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