カラスという鳥

1/1
前へ
/1ページ
次へ
1.からす(カラス)が らんかん(欄干)に すっと(スッと)立つのは とおくに(遠くに)見える ふきつ(不吉)を睨み きたるべき(来たるべき)幸せに つきしたがって(付き従って)守るためで 2.からす(カラス)は らいと(ライト)背に すがた(姿)表し にんげん(人間)真似て なみだ(涙)を流す みな(皆)が持つ悲しみを だれも(誰も)知らぬ間(ま)肩代わりし 3.からす(カラス)も らいせ(来世)行(ゆ)き すんだ(澄んだ)世界へ のこした(遺した)ものは むくろ(骸)それだけ くろばね(黒羽)も土に消え ろくぼうせい(六芒星)の星に変わる
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加