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それから数日後の土曜日。
「「それじゃぁ、レッツゴー!」」
香澄と桜子の威勢の良い掛け声を合図に、僕達は早朝から、車でお花見に出発する。
ちなみに、運転手は僕だ。
車の中では終始、機嫌良さげに鼻歌を歌っている桜子。
彼女は、目の前で移り変わっていく車窓の景色に興味津々だ。
そうして、東京の自宅から車で走り続けること約2時間30分後。
僕達は最初の目的地、群馬県前橋市にある『みやぎ千本桜の森公園』に到着した。
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