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1.
「なぁこの事は秘密だぞ?」
「何が?」
「絶っ対秘密だからな!?」
「だから何がだよ?」
2年2組の教室、窓辺の1番前の席、授業の合間の5分休憩の時間に昼寝してた顔を上げると赤ん坊の頃からの付き合いの幼なじみで筋金入りのガンダムオタクの加賀爽太の顔が真正面にあった。
びっくりした俺は当然「近いんだよ!」と怒鳴って爽太の顔面にパンチした。
俺の拳が顔面にめり込んだまま、爽太はふがふが何か言っている。どうやらさっきの話しの続きをしてるらしかった。
「何が秘密だって?」
爽太の顔面から拳を離して聞き返すと「声がでかい!」と爽太は しっ! と口の前で人差し指を立てた。
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