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鈴木くんに恋愛相談する
放課後の屋上にて。
鈴木くん「何ですか?話って」
千夜くん「ちと相談事があってな」
鈴木くん「相談事…ですか?珍しいですね、千夜くんが悩み相談なんて」
千夜くん「ああ。実は俺…香澄と別れようと思っているんだ」
鈴木くん「えっ?!どうして、また別れるなんて突然に…何かあったのですか?僕が見る限り、千夜くんと諸橋さんは上手くいっているように見えますが…」
千夜くん「だからだよ。最近、極道の対抗組織の動きが活発になってる。このままじゃ、俺と付き合っている香澄にまで危害が加えられるかもしれねー。そうなる前に、香澄を守るために、別れた方が良いかと思っているんだ…」
鈴木くん「なるほど…諸橋さんの安全を考えた上でのお考えなのですね。父親としての組長さんは、跡継ぎを望むのもわかりますが、それが千夜くんの夢とは相いれないのも、たしかです。諸橋さんのことを守るために、ご自身の道を選ぶことは大変重要です。でも、後悔しませんか?パティシエになりたいのでしたら、その夢を諦めることもできますか?諸橋さんも、千夜くんと一緒に生きていく道を選ぶことを望んでいるはずです。時間をかけて、しっかり考えて、大事な決断をすることをお勧めします」
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