鈴木くんに恋愛相談する

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千夜くん「本当は、別れたくねー。パティシエを目指すのも諦めたくねー。だが、俺は千夜組の若頭だからな…。親父はパティシエになる事を許さねーだろう。香澄に何かあってからじゃ遅いし…。どうすりゃいいんだ…」 鈴木くん「千夜くん…。やっぱり、組の若頭としての責任と、自分の夢を叶えたい気持ちとの間で揺れ動いているのですね…。諸橋さんのことも大切だし、パティシエになる夢も捨てたくないのが本音なのが痛い位に伝わってきます。でも、組織の中で生きていく中で、自分を保つことも大事です。思い切った決断をするときが来たんです。それには、どちらかを選ぶのではなく、両方をうまく両立させる方法を見つけるんです!それが大事だと思います。お互いを大切にするためにも、一度組長さんと話してみるのは、いかがですか?組の未来も自分の未来も、自分で切り開いていく事が大切です」 千夜くん「両方をうまく両立させる方法だと…?」 鈴木くん「はい、まずは自分の夢を諦めることなく、パティシエを目指すことを諦めないで欲しいです。料理やお菓子作りは千夜くんの才能ですし、それを追求することで得られる満足感は計り知れないはずだからです。同時に、組の若頭としての責任も果たすことも重要です。組織の中で生きる以上、組長さんや田中さんたちとの信頼関係を崩すことはできないでしょう。時間やスケジュールをうまく調整して、両方に集中できるよう工夫するんです。困ったときは田中さんたちにも力を借りるんです。きっと諸橋さんの事も、パティシエの事も、協力してくれます。勿論、僕達もです。ポジティブに考えて、一歩ずつ前に進んでいく事です。きっと解決策が見つかります」
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