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「さっき僕について行きたいって言ってたけど今、どんな状況かは知ってるの?」 「詳しくは分かりません。ですが、ペペ様が私達の力を必要として下さっているのであればどんな状況であったとしても力の限りを尽くします」 「どうしてそこまで?」  それは単純で、それでいて核心を突く疑問だった。 「それが私達のすべきことだからです。あの日から私達はあなた様の為に存在しているのです。ペペ様の手足となり、剣ととなり、盾となり、行く手を塞ぐモノ全てを排除する。そう誓いました。ですので私とルシフェルをペペ様にお仕えさせてはくれませんか?」  そう真っすぐな眼差しを向けるアルバニアを見ながらペペはある事に気が付いた。 「あれ? そう言えばルシフェルは?」 「ルシフェルは……」  言葉を止めたアルバニアは体の前に持ってきた両手をくっつけ器を作った。  するとその器からは大量の赤黒い魔力の小さな球体が蛍のように昇り始める。そして昨日ぺぺが作ったモニターのようなものと同じモノが作り出されると、アルバニアは手を下ろした。 「ここへ行っております」  その言葉に反応するように画面は切り替わりルシフェルの後姿が映し出された。
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