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「何で私に連絡くれなかったのさ」
「できるわけないっしょ…そんなん」
「そんなに頼りないかなぁー?」
「いや、そうじゃなくて…夜中に電話なんてさすがにできないっスよ」
「私も凛子みたいに後輩から頼られたーい」
「頼りないなんて思ってないっス。今日来てくれてマジで助かりましたから」
「本当に?私来て良かった?」
「…はい」
真美先輩が嬉しそうに笑う。
あぁ、やっぱり好きだなぁ…気を抜いたらうっかり言ってしまいそうだ。
「顔、赤いよ?薬飲んで寝なきゃ…はい、水」
俺は瓶から出した薬を2錠口に入れ、ミネラルウォーターの入ったグラスを受け取った。
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