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インターホンの音で目が覚めた。
ダメだ、だるい…無視しよう。
俺はもう一度目を閉じた。
連打されるインターホンからの激しく叩かれるドア…しまいにはガチャガチャとノブを回す音が聞こえ、俺はフラつきながら玄関へ向かった。
「…はい」
薄く開いたドアの外には右耳に携帯を当てた真美先輩がいて、部屋の奥では俺の携帯が振動している。
「ちょっと、瑛太くん何してんの⁈すぐ出てこないから心配したじゃん」
毎度お馴染みの上目遣いの瞳が少し潤んでいる様に見えたのは熱のせいだろうか?
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