4人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
雪の降る街。
マッチを売る毎日。
帰ってからの父親の暴力。
つらい現状をメロディーに合わせ歌い上げていく。
マッチを擦った。
チキン、シチュー、ケーキ。
どれもおいしくて、僕のお腹を満たしてくれる。
うっとりと見惚れるように、その光景を思い出す。
でも、それは幻想。
お母さんももういない。
僕はどうやって生きればいいのだろう。
切実な思いがのどの奥からあふれる。自分の声で絶望した気持ちを表現していく。
最初のコメントを投稿しよう!