あとがき

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本作が生まれたきっかけは、修正作業中の疑問からです。 「恋した人~」の修正中、これはおかしいでしょう、というところに気づきました。 桃香(ももか)の派遣と瑛都(えいと)の本社復帰です。 当時の事情を知る人なら、絶対に行わない人事案だと思ったんです。 どうして、こんな呆れた人事案が?(自分で設定したんですけど……)と考えていて浮かんだのが、社内の権力争いです。 義隆(よしたか)なら、派閥活動をするかも、と思いました。 なので、そのことに脅威を感じた社長派の妨害行動だと考えると、人事案の疑問に対する答えになりそうだなと。 そして、そのことを客観的に見られそうだと、和香(わか)視点の話になりました。 「野心の~」では、彼女視点のエピソードを入れられませんでしたので、本作で(かな)った、という感じでもあります。
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