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「お腹が空いたなあ」
ある日、お腹が空いた狼は食べ物を探しに出かけました。すると、大きな兎を見つけたので見事に仕留めました。家に戻って兎肉のシチューを作っていると、誰かが扉をノックしてきます。
「すいません。お腹が空いていて……何か食べ物を分けてもらえないでしょうか」
そう言って小さな兎が泣いて頼んできました。
「なんと可哀想に。今、ちょうどシチューを作ったところだから良かったらどうぞ」
と狼は快く食べ物を分けてやりました。
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