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7 今から役立つ文明論!
現在では、富の生産・安全のための技術的政策、
富の分配・投資のための経済・社会政策に続き、
人の向上・支援のための人的資源政策、
人の活用・参画のための行政管理政策が、
重要分野となりつつあります。
SDGsの5要素5Psについても、
地球(Planet)は地球環境に関わる技術的政策
(国際政策なのでそれ以外は他政策に振り分けた)、
繁栄(Prosperity)は経済政策、
人々(People)は社会/人的資源政策
(両者は関係が深いので結びつけた)、
平和(Peace)と協働(Partnership)は行政管理政策
(政策の広域化と分権化に応じて分けた)にあたる、
というように説明できます。
一方でAIを中心とした次世代技術は今、
医療・教育を含む新技術の開発・利用、
意思決定を含む人的役務の支援・代行を通じ、
全ての政策分野で課題解決を可能としつつあります。
技術の進歩で経済・社会活動の省力化が進むと、
今後は新技術を使ってどんな社会を作るかという、
政策を考えることが人間の仕事になっていきます。
言われた単純作業だけをするのなら、
それに直接必要な知識だけ知っていれば済みますが、
何かを決める時は、関係する物事全体の知識が必要です。
そうした時に〝包括的でモレがなく、合理的でムダがなく、
総合的でバランスよい〟文明論は、大変役立つと思います。
人類がAI段階の技術によって
惑星上における文明の持続的発展を達成できたら、
それは本格的な宇宙進出段階における、
宇宙船や地球外施設など閉鎖系での
文明活動にも役立つことが期待されます。
次世代技術と総合活用政策に期待します。
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