3 文明の循環(サイクル)が分かると、技術と政策の理由が分かる!

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3 文明の循環(サイクル)が分かると、技術と政策の理由が分かる!

ae8cb518-6748-4729-89dc-59fb399403a1 技術が進むと社会活動は拡大・省力・複雑・加速化するので、 政策も国際化など広域化と共に、民主化など分権化します。  また、ある技術水準での利害調整政策を極めると、 その限界を突破する新技術導入政策が必須となります。 (ここでいう利害調整政策というのは実質的に、 経済・社会/人的資源/行政管理政策を合わせたもので、 新技術導入政策は技術的政策であるといえます。 文明活動には重複もあり、通貨などの社会工学的技術が 実は鋳造などの自然科学的技術も基礎としているように、 新技術の導入政策は旧技術の開発・普及政策を基礎とし、 それも含めて技術的政策と呼べるからです。) 『技術が進めば社会が変わり、社会が変わると政策も変わり、 その政策がまた次の技術を生む』というわけです。 そして現在は、情報社会からAI社会への移行期といえます。 農耕は文明を生み、動力機関は世界に広げ、 電算機(コンピュータ)は地球的限界への到達の衝撃を和らげました。 しかしまだ人類は、文明の持続的発展を 見通せてはおらず、次世代の技術が必要です。 この〝文明の循環(サイクル)〟が分かると、AIを中心に、 新素材・動力(エネルギー)知能(インテリジェント)ロボット、生物工学、 先進医療・教育、IoT(インターネット・オブ・シングス)とビッグデータ処理など、 次世代技術の健全導入が求められている理由が分かります。   また政策では、国連が企業や市民にも 国際総合政策SDGs(エスディージーズ)への参画を呼びかけ、 国や自治体がSociety(ソサエティー)5.0やDX(デジタル改革(トランスフォーメーション)により 情報社会完成とAI社会建設を促す理由が分かります。 スマートグリッド、スマート(スーパー)シティ、 データヘルス、EdTech(エドテック)活用、 マイナンバー、デジタル・ガバメントなど 他の現代政策も、この循環(サイクル)から説明できます。
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