1/1
前へ
/1ページ
次へ

桜並木、それは桃色の花弁が宙を舞い、人々は春を感じる。 その何百もの桜の中で最も樹齢の長い桜はいつも思っていた。 『………片付けろォォォ!!!』 根本に散らばるゴミ、溢れた缶ビール………。 そう、桜は怒っていた。 『俺に向かって秘部を出し!そこから黄色い液体を放出するのはやめろォォォ!!!』 怒っていた。 だが、そんな桜も夜………とくに冬の夜は寂しくなることがあった。 『………こうして、賑わいが無いのも寂しいな…。』 ただし春になると………。 『ぬぁぁぁ!!!根に腰掛けるなッ!!!』 嬉しいんでしょうか、嫌なのでしょうか………。 そんな桜を見守る、私蜂めがお送りしました…。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加