虚無なありきたり 〜別乾坤奇譚〜

お名前 考えました(人物紹介)

　♡お前を入れてね♡

【主人公組】

　洞太(うつろだ) 乎代子(をよこ)
　主人公の女性。三十代。
　陰気臭い面構えと雑に切りそろえた髪が特徴。
　廃墟化したアパートに不法侵入して暮らしている。この世の者でない部類が見える。
　口は悪いが、敬語を話すように勤めているのだとか。
　とある出来事で毒や有害物質、人肉を摂取するとトリップしてしまうようになった。
　思い出を捨て、何もかも削除してしまった。削除した分だけ、乎代子は世界から剥離していく。

　無意味名(むいみな) パビャ子
　主人公その二。乎代子と同じ年齢。乎代子と同じくこの世の者でない部類が見えるようだ。
　リクルートスーツを着た女性。茶髪と狂気的な目つきが特徴。
　身体的にもメンタル的も傷つかない。
　乎代子が大好き♡
　好きな食べ物は虫。あと、腐った川魚。後は「乎代子がくれるご飯」

【その他】

　〈人間〉

　多田 香純(かすみ)
　女子高生の二年生。真面目そうな容姿の女の子。
　怖がりな一面を持つ。
　やんわりこの世の者でない部類が見える。

　〈にんげん？〉

　ミス(Miss)
　ひょんなことからとんでもない人生を歩む事になったOL。三十代。
　弱気で、自分は無価値だと思っている。
　やがてハーマトフィリア(失態性愛)に目覚め、失態している状態の人に死をもたらすようになる。

　咋噬(さくぜい) 南闇(なやみ)
　リクルートスーツを着た就活生、のような容姿をした青年。
　笑顔が爽やか。
　タフェフィリア(埋葬性愛)を持つ。埋葬した物を洗骨して骨を食べる。

　フス(廢)
　野生児のような言動をとる。ちゃんとした人語は少ない。
　いい加減に生きている。
　長らく生きているために人の言語を忘れてしまった。
　食人が好きで、死人の腐肉を好んで食べる。

　麻宇汝旴愧堕焚邪命(まうなあさはたたやのみこと)
　通称、自称「たたやのみや」。多多邪の宮。
　あさは、はもう意味を知る人がいないらしい。たたや、はたたらから来ているのではないかとも言われている。
　パビャ子を知る謎多き人。一人称が「わえ」。
　始祖の"次のヒト"。この世の者でない部類でも恐れさせる存在のようだ。

　〈てんし？みたいなひと？〉

　ラファティ・アスケラ
　全身真っ白なスーツをきた謎の男性。日本人ばなれした容姿をしており、西洋の宗教画に登場する青年のように美しく若く見える。
　本人曰く日本人。
　異常を正常に戻す役割を担う。
　厄介事が嫌いだが、困っている人を見放したり任務を放棄できないなど優柔不断な一面がある。

　サリエリ・クリウーチ
　ラファティの数少ない同期。
　監視室のような部屋で仕事をしている。儚げな少女。
　悪の道に走った同期の罪を量る。"堕天"させる役目を持つ、重要任務につく一人である。
　自らを構成する組織を全世界共通で善い存在である部類に昇格しようと目論む一人。
　天使と呼ばれる存在は既にいる模様。

　〈この世の者でない部類 化け物〉

　覃(のびる、ひととなる)
　あくまでもユキヒョウに似た体を持つ何か。この世の者でない部類であり、顔だけが人の形をしている。
　人の姿にもなれる。
　パビャ子やサリエリをバカにして、いつもニタニタ笑っている。