17 寝室の護衛はいりません!

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 まさか、同じベッドで眠るなんて思いもしなかった。  弟子たちがレクスと眠る私を見たら、間違いなく卒倒するだろう。 「おとーしゃま、おかーしゃま」 「はじめてー」  横になっても、アーレントとフィンセントは落ち着かず、嬉しそうな声で笑っていた。 「もしかして、親子で眠るのは初めてですか?」 「……一緒にいたくないと言ったのはお前だ」 「そ、そうでしたね。産後で気が立っていたのかも」 「初夜からそうだった」  思った以上に、ユリアナはレクスに冷たかった。   「だから、嫌われないよう距離を置いていた。だが、そちらから俺に近づいてきた。どういう心境の変化だ?」 「それはその……」  ――絶対、怪しまれてるわよね。  レクスが護衛と言って、一緒に眠る提案をしたのは、私と話をするためだったのかもしれない。  侍女や乳母がいない時に話したかったのだろう。 「私が変わったのは、可愛い家族ができたからです」 「子供たちか」 「はい。成長した子供たちを見たら、気持ちも変わります」
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