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ハンナも同感とばかりにうなずいた。
「気にしないのよ。アーレント、フィンセント。とっても上手な絵だったから……って、なにを描いてるの?」
気がつくと二人は落ち込むどころか、新しい絵を描いていた。
「まじょ」
「きらきら」
白い紙に描かれた女性の姿に、星をいくつも周囲に加える。
――今、魔女って言った? もしかして、私が魔女だってわかってしまったの?
でも、髪の色は茶色。
つまり、この女性は……
「魔女ってクリスティナのことを言っているの?」
「まじょ。きらきら」
「ふぃんたち、ばしってした! つよい!」
クリスティナが魔法を使ったけど、アーレントたちはそれを防いだ。
そう言っているのだろうか。
――忘れていたけど、アーレントとフィンセントに守護魔法をかけていたわね。
レクスが訪れた夜、扉を開ける前に二人に守護魔法をかけた。
人によっては、加護魔法とも呼ぶ。
魔女から加護なんて……というような人がいたため、今は守護魔法の呼び名が一般的だ。
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