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「人生100年時代」。長い一生の中で、一度も「死にたい」と思ったことがない人間はどれほどいるのだろう。ある時は自殺者数過去最多を記録しニュースで取り上げられる事態となった。またある時は世界的パンデミックの中で、人々が生き方を見直すようになった。
拍車がかかる少子化、止められない高齢化。老後2000万円問題。待機児童問題も改善されないまま、女は働きながら家事育児をしろという社会。高い保険料は強制徴収。学費の無償化、子育てにかかる総額、学歴社会、けれど学んだことが役に立たない社会。複雑化する子供の環境、戦争の危機、いやすでに起こっている戦争、人手が足りない福祉業界、上がらない賃金に苦しい税金、情報が有り余る社会……
もうこの世界で生きることに希望を持つなどしなくても、せめて最期の在り方ぐらいは選べたら。
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