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グリアは請われるままにリリアムの中に指を沈めていく。
「はぁ……先輩の指、気持ちいい……もっと奥まで触ってくださいよ」
「こうか?」
グリアは一本では足りないと、戦慄く蜜口にもう一本増やして挿入する。
「……ぐっ、あっ、ふかっ……その辺の騎士のより太くて長いんですけど……」
「比較表現は感心しないな」
抗えない迫力で深いところまで指を押し込めるグリアの顔を観察する。
よくよく見てみると、顔も好みだ。
全身ハツカネズミのような色だと思っていたけれど、細い銀の髪に薄い青の目は、高貴なグッドヘン家のもので間違いない。
あの薄い唇の奥の体温は自分より高いのか低いのか、リリアムは猛烈に興味を引かれた。
「あの、キスしちゃだめですか?」
「断る」
「ええー、口寂しい。塞いでくださいよ」
「やかましいな。これでもしゃぶってろ」
指を口に差し入れられて、嬉々として指を舐めはじめる。こんなことされたことがない。
上顎をくすぐられると、指を受け入れている下腹部がきゅっと快感を頬張り始める。
「んんんん……なぁあんあんあ」
「なんだ?」
口から指を抜かれるのが名残惜しくて、追いすがって吸い付くと、ゴンと頭突きをされる。
「……潮吹いちゃうやつやってくださいよ。あれ、すごく悦かったんで――いてっ」
ギチギチと膣圧を上げて指の進行をさまたげたので、今度は尻を叩かれた。
リリアムは見た目以上に筋肉の塊だ。その強靭さは体内にも及ぶ。
「締めるな、指が折れる。まずは一度達しておけ」
「了解です」
もう一度リリアムの口を片手の指で塞いで、グリアは蜜口にさらに指を増やしてねじ込む。
同時に上も下も弄られて、膣道をうねらせてうっとりとグリアの愛撫に身を任せる。
「もう、いけ」
「ん……」
リリアムはグリアに命じられるままに絶頂した。
達した余韻で腹を波打たせて感じているときに、グリアはリリアムにのしかかる。
まだ出したままになっていた陰茎が、ぞろりと垂れ下がっているのを物欲しそうに見つめる。
何の表情も浮かべないグリアは、増やした指を抜かずに、次の絶頂に導く動きを始める。
口から抜き取った唾液まみれの手で腹を押しながら陰核を表から裏から刺激され、さらに膀胱を押されて、背に冷や汗をかくような快感が走った。
「先輩……でちゃうし、イっちゃう」
「出して欲しいんだろう?」
「すごいですね、これ、ぜんぜん我慢できない……」
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