君だけが頼りなのだ

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「えー、なになに?『いつも一緒に働く貴女の明るさを好ましく思っています』……? は? なにこれ、ラブレター?!」  変な汗をかきながら読み進める。 「『貴女の仕事ぶりは献身的で』……『貴女に求婚する権利を与えてほしい』……? え? え?」  リリアムは立ち尽くした。  今まで考えたこともなかったことが手紙からは読み取れた。 「うっそ、先輩、私のこと大好きじゃん?」  リリアムは、軽い絶望感を感じて、そそくさとその場から離れた。
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