簡単だな……*

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  一日千秋の思いでグリアの帰りを待つリリアムは、すっかり飢えた飼い犬の気持ちになった。 「これを敷いて、そこに座るといい」  洗濯室からグリアがもってきた布の塊は、畳まれた厚手のシーツだった。 「上は脱ぎますか?」 「必要ないだろ」 「そうですかぁ? 私、胸も割といいもの持っているんですけどね」  もちゃもちゃと胸を揉んで身を捩るリリアムを、グリアは麻袋を見るような目で見おろした。  胸に興味のない男もいるのだな、と割り切って、リリアムは大人しくグリアに従う。別に遊ぶなら、方法は何だっていい。    革張りの一人用のソファの腕置きに厚く畳んだシーツを敷いて、リリアムが腰かけると、グリアはソファの座面に腰かけ、片手で本を開く。 「あれ、先輩は?」 「指でする。股を開け」  リリアムが恥じらう様子もなく足を開くと、くつろいだ様子でグリアはリリアムの股座に指を差し入れた。  グリアの指先が下生えに触れ、リリアムは期待で身震いする。  陰毛をすっかり刈り取ってしまう女性が多い中、リリアムは馬に乗るときに擦れないようにと、形を整えていくらか残してある。  グリアは躊躇なく秘唇を撫で開き、こなれた動きで膣の入り口に指の腹を当てる。  リリアムの秘めた場所は、期待で既に少し湿っていた。与えられた太い指をすぐに、もぐもぐと呑み始める。 「おまえ、どういう筋肉だ……」    グリアは強い力で指を締め付けられ、規格外の力に眉を顰めた。今まで女性のそこで感じたことのない圧力だ。 「うわっ、先輩の指、太い……うっ」  指を少し飲み込んだ所で、グリアの指が動き始めている。  思っていたよりも大きな質量に腰がひけたが、遠慮してはもったいないとぐっとグリアの方に腰を進めて、指をより深く求める。  一方、グリアはリリアムが指を呑みこんだのを確認すると、逆の腕置きを利用して、本を読み進め始めた。  左手は一定のリズムでリリアムの膣内を刺激して、水音を立てている。リリアムが嬌声をあげて身悶えを始めても、ページをめくり続ける。 「あっ、その上の所、それ好きです……ぅあっ! すごっ……」  グリアは無慈悲なほど的確に、神経が集まっているところばかりを攻める。短時間で終わらせるつもりなのだろう、容赦がない。
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