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さらに指を進めながら、片手で器用に陰核を押し潰し、リリアムに嬌声を上げさせた。
反応があった所を念入りに弄られて、リリアムはたまらずグリアの手を股で挟み込んだ。
「先輩……あの、なんかここ、危険です。にょ、尿意が……」
リリアムが訴えると、グリアは眉を寄せる。
「まさか用を足してから来なかったのか?」
「ちゃんと準備してきましたよぉ! でも、なんか……も、漏れそう……ひぃ、なんですかこれ?」
ぐっと指で押さえられると、たまらなくなる場所があるのだと、リリアムが息を乱して説明する。
「ああ、なるほどな」
グリアはリリアムの訴えを聞き流して、膣に咥えさせる指を二本に増やし、ぬちゃぬちゃと抜き差し始める。
「うあっ……太い、太い……先輩の指、すごい……すごいよぅ……」
予想していた以上の快感に、グリアの手首を掴み、震える。
グリアは、リリアムが情けなく歯を食いしばって鳴き声をあげている横で、片手でペンを取ると、本の上にメモ用紙を置いて、何かを書きつけている。
リリアムの痴態とグリアの冷静さは、異様な空間を作った。
「……もう、イってもいいですか? なんか、漏らす前にイきたいんですけど」
リリアムは顔を真っ赤にして快感で目を潤ませている。こんなに早く達してしまうとは思わなかったので、グリアに何か仕掛ける余裕もない。
「堪え性がないな」
グリアはやっと本を手放すと、赤く膨らみかけた陰核を押し潰し、指で中を捏ねまわし更に強い刺激を与えていく。
後から後から流れ出す体液が水音を立て、グリアの指の動きを滑らかなものにする。
「先輩……なんだってこんな……あっ、あっ、もうだめ――」
中と外から挟み込まれる快感に余裕をなくしたリリアムは、強くグリアの指を締め付けた。
締め付けてみると、グリアの指の形をありありと感じて、ぞくぞくと快感が増す。
視線を上げればグリアの表情のない薄い色の瞳がリリアムを凝視している。
リリアムは視線に刺されるようにして、あっけなく絶頂した。
「達したか?」
快感の余波で動けなくなって放心していると、グリアと目が合った。絶頂したあとも、ゆるゆると快感を塗りまぶすように指先で中を撫でられている。
リリアムはなかなか良い上司を引き当てたなと、ほくそ笑んだ。
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