3人が本棚に入れています
本棚に追加
学校が休みの日。
自分の部屋で、ねころびながら考えていた。
どうして、あんなことをされるのだろうって。
まず最初に出てきた言葉は、仲間外れ。
その次に出てきたのは、いじめ。
「……あっ」
見ていた天井が、ぐにゃりとゆがんだ。
ぼくはいじめられているんだと思ったら、なみだが出た。
ぼくは何も悪いことしていないのに。
次々となみだが出て、ゆかへ落ちていく。
こんな時、だれかがいれば……。
すると突然女の子が現れて、ぼくを見下ろしながら言った。
「どうして泣いているの?」
「かなしくて、泣いているんだ」
「じゃあ私がいい所へ連れていってあげる。目をつぶって」
「うん、分かった」
ぼくは女の子に言われた通り、目をつぶった。
最初のコメントを投稿しよう!