白い世界とシロ

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オレのクラスに、あいつらがいた。 あいつらとは、岩井の仲間のこと。 中学生になっても同じクラスになるなんて最悪だ。 まぁ、あいつらがオレのことをクラスの皆に言わなければ問題ない。 とりあえず今は気にしないようにして、やりたいことをやろう。 オレは部活がしたかったので、陸上部に入った。 思いっきり走ると自分が風になったような気分になり、心がすっきりするからだ。 でも、顧問は結果だけを求めていた。 速くなるために何度も走らされる。 オレは走るのが嫌いになる前に、陸上部をやめた。 部活の代わりにシロの所へ向かう。 「ということで、シロ部を作ろう」 「悟、何言ってるの?」 ここだけの部を作ろうと言ったが、シロに断られた。
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