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はじまり
初めまして。小説家の灯甲 妃利(とうこう ひり)といいます。
2023年にドイツのフランクフルトにある企業への就職を決め、2024年の年明けに移住しました。
英語もドイツ語も
全 然 喋 れ な い の に
ドイツ移住を決めた理由は、小説家としてのこだわりにありました。
『わたし』は約4年の新人賞投稿期間を経て、2023年に商業ライトノベルでデビューし、同時期にKADOKAWAさんや宝島社さんの一般書籍や漫画原作の仕事もしました。
新人賞投稿時代の約4年は本当に暗黒で、精神的にもしんどかったし
人間関係でも傷つくことが続いていて
正直ストレスで苦しくて自殺を考えたときもありました(一時的ですが)
そのときに比べたら印税をもらえるようになって生活は激変しましたが、
ヨーロッパを舞台にした小説をたくさん書いてきたのに、自分は本物のヨーロッパを知らないからこのままではいけない気がしたのです。
商業でやるという目標を達成したら、生きていくために次の目標が必要になり。
本物のヨーロッパを知るためには、観光ではダメ。住んで実体験で学ぼうと決意しました。
このエッセイではそんな『わたし』の、英語もドイツ語も喋れないからこそのドイツ生活での戸惑いやトラブルや日常を綴ります。
『わたし』は商業作品は別の名義で執筆していてそちらは非公開ですが、
新人賞投稿時代の小説はこの名義で、
ドイツ人男性と共同制作したドイツ舞台の文芸作品は『Terence and Renna』という名義でインディーズ出版もしています。
このエッセイを通して興味を持ってくださったら、そちらもチェックしていただけると嬉しいです。
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