消すつもりはなかった
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「さてと、テストの丸つけしていかないとな」 俺は赤ペンを取り出し、採点をしていく。 「マル、バツ、バツ」 順調に丸つけをしていったのだが。 ついこの前、フラれた記憶が蘇る。 涙がポタリ。解答がにじんでしまった。
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