13人が本棚に入れています
本棚に追加
「苺花も、ずっとずっと大好き。
金髪も、喧嘩する姿も、全部大好きだし、
本当は優しいとこもヒーローなとこもほんっとに大好き。
苺花、諦めなくてもいいの…?」
顔を上げて、安達くんを見つめると、安達くんは、「ずりぃなー、」と笑う。
その笑顔は、ほんとに純粋な爽やかなもので、初めて見る笑顔だった。
見とれているうちに、サラサラの金髪が降りてきて、
そっと、口付けを交わす。
「俺の中では、お前が最強だよ。
何にも怖がらねーし、クラスメートまで変えて」
「ええー?苺花喧嘩強くないよ?」
「良いよ、分かんなくて。」
優しく頭に触れられて、苺花は目を閉じる。
「それでも、安達くんは最強だよ」
「お前の中で最強なら、それでいいんだ」
目を開けると、金髪の間から覗く目が優しく細まっていて、苺花は微笑みました。
最初のコメントを投稿しよう!