桜の雨の天使

1/1
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ

桜の雨の天使

午前10時00分、ようやく、2人が来た。キョウヘイは、たくさんお酒を持って来た。タカヤは、桜の花に見惚れていた。 そして、3人集まって、タカヤが言う。 「それでは、皆さんお集まりまして、ありがとうございます。俺、タカヤが音頭をとります。新卒の気持ちで頑張っていこう。それでは、かんぱーい!!」 3人で、グイッと飲む。 キョウヘイが、買ってきたお酒は、ウイスキーだ。タカヤは、酒のつまみを買ってきた。ポテトチップが、多い。 3人で予算を考えて買ってきた。 「桜きれいだな〜。ヒック!!」 キョウヘイは、飲むのが早い。もう4杯飲んでいる。タカヤは、日本酒を飲んでいる。俺は、チビチビと、日本酒を飲む。 俺の目に、女子高生らしいの団体がお花見している。一応男子もいた。 キョウヘイは、ヒックと言いながら言う。 「平和だなー。見ろよ?高校生がお花見しているぞ。うちらも、あんな時代あったなぁ~。うちらの時代、お花見なんてしなかったなぁ」 タカヤは、頷く。 「確かにな。もう34歳だよ。いつまでも、こうありたいな」 そんな青春時代を思い出すと、目の前の高校生達が慌てている。 キョウヘイが気になり、彼らに近づく。 そして、大きな声で、俺達を呼ぶ。 「大変だ!!1人、息してねぇぞ?!2人こっち来い!!」 俺とタカヤは、キョウヘイに近づく。 白髪の美少女が、倒れている。 キョウヘイは、ハヤトに指示する。 「俺が心臓マッサージするから、ハヤト、人工呼吸しろ!!タカヤは、救急車を呼べ!!」 ハヤトは、キョウヘイの対応に驚いた。普段、スチャラカだが、今回は違う。心臓マッサージをしながら、ハヤトに指示した。 「早くしろ!!ファーストキスなら、人命救助でノーカンだぞ!!早く!!」 俺は、彼女の唇を奪う。そして、息を送る。 息を送るので、口を大きく開けて、舌が触れるんじゃないかくらい、息を吹き込んだ。 そして、彼女は、目を覚ました。 ゴホゴホッと咳き込む。 キョウヘイが言う。 「大丈夫か?お嬢さん。キミ、心臓止まっていたんだよ?」 白髪の美少女は、目をパチパチさせた。 「救急車呼んだから、今日は解散しな」 と、タカヤは高校生達に言う。 そして、救急車がきた。 そして、救急隊員に、キョウヘイは伝えた。 そして、彼女は、救急隊員に連れられ、最後に聞いてきた。 「私に、キスした方。お名前を教えてください」 キョウヘイは、この男、ハヤトが人工呼吸したんだよ?助かって良かったなと伝えた。 彼女は、ボソッと言う。 「カガリの初めて…小泉ハヤトさん…」 そして、彼女と分かれた。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!