そして、吹っ飛ぶ

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そして、吹っ飛ぶ

ハヤトは、聞き間違いかと思い、聞き返した。 「えっ?彼氏になってくれ、ですか?本気で言ってますか?冗談でしょう?」 ハヤトは、頭の整理ができなかった。 設楽カガリは、もう一度言った。 「も、もう一度、い、言いますね!?私の彼氏さんになってください!!」 聞き間違いではなかった。 ハヤトは、思考が止まりかけた。そして言う。 「なんでですか?!話しが、ぶっ飛び過ぎて、理解出来ないですよ?」 設楽カガリは答えた。 「わ、私、ファーストキスは、将来の旦那さまにさ、捧げると、ち、誓っています!!小泉さんの彼女さんになります!!だから、電話したくて、五菱さんに、連絡したのです!!お願いします!わ、私の旦那さまになってください!!」 ハヤトは、この子、本気なんだなと、考えた。 お酒のせいか、心臓が、バクバクと脈が早い。音が聞こえる。 そして、彼女のあの、唇の感触を思い出すと、興奮した。 「…分かりました。あなたの気持ち」 設楽カガリは、電話越しだが、喜んでいるみたいだ。 「や、やったー!!あ、ありがとうございます!!」 ぶっ飛んだ内容だが、自分達は、カップルになった。
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