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彼の雇い主は、毎日のように彼をこき使った。
ここ最近は一日も休みなし。深夜を超える残業も当たり前。
彼の身はボロボロで、小さく痩せ細っていく一方だった。
でもそんな体の消耗に反して、彼の心は満たされていくのだった。
彼の雇い主は、大学受験を控える高校三年生。
そして彼の仕事は、雇い主の失敗をきれいに消し去り、
新たなチャレンジを応援すること。
深夜三時。
今日も真っ黒になりながら、ペンケースの中で静かに眠りについた。
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